記事一覧
置戸町に移住して、眺めていた木工を自分の手で作る暮らし|瓶に差した35点の竹とんぼから
瓶に差して並べた竹とんぼの隣に、自分で飛ばせる竹とんぼが置かれた展覧会がありました。北海道置戸町の木工を、町外の展示、教える人の着任、出生祝いと給食器、ものづくり体験からたどります。器を日々使うところから仕事として学ぶところまで、移住後の関わり方を考えます。
みんなでメタン菌を育てる市|長井市に移住すると、台所の生ごみが給食の米の土になる
ごみを分ける家庭に、生き物を育てるよう呼びかける市があります。山形県長井市では、台所から出たものが農家の土と給食の米へ返ります。移住後の分別を、堆肥の受け渡し、訪れた団体の声、新しい液肥と給食の計画からたどり、食卓までの道を見ていきます。
村山市への移住で、居合の稽古を暮らしに入れる|初心者も通える発祥の地の道場
旅先で道着に着替え、模擬刀で居合の形を習う。村山市では旅の体験に海外の経験者も訪れ、地元の小学生は演武を披露します。移住後に始めたい人には、初心者を受け入れる伝承会の毎週の稽古もあります。仕事、住まい、冬の確かめ方とともに、習い事のある暮らしをたどります。
高野町の閉じた小学校へ、最後の漉き手の道具が渡った|移住して、紙の一年に加わる暮らし
職人の家から道具が移った先は、閉じた小学校でした。和歌山県高野町の西細川では、住民と紙を作り、集落で灯し、外の会場では着てもらう仕事が続いています。移住後の暮らしを考えるなら、原料づくりから体験できる工房で、紙の一年と地域の人に近づくところから。
魚津市に移住した人の仕事と暮らしを冊子で知る|米騒動105年後の撮影会は定員105人
写真に写る前に、まず自分のおむすびを握る。米騒動の名を受け継いだ魚津市の女性チームは、暮らしを取材し、店とおやつを作り、最後は住む女性の姿を一冊に残しました。移住して仕事を始めた人の声から、買い物の相談相手、写真集の発行まで、町で働き楽しむ暮らしをたどります。
氷見市に移住して、子どもを進学に送り出す|戻らなくてもペナルティはない「ぶり奨学」
戻る日を決める前にも、地元の会社と話す機会があります。富山県氷見市では、移住後の子どもも住所や受講の条件を満たせばぶり奨学の登録対象になり、市内の水口化成も学生との交流に参加しています。農と漁の金融機関まで加わった協定、移り住んだ人が語る日々をたどり、子どもの進学の先にある暮らしを考えます。
若桜町に移住したら、通りで手を挙げる|家を下げて屋根を差しかけた、1885年の11条
家を下げて、人の歩く場所に屋根を差しかける。鳥取県若桜町では、持ち主から借りた建物を町が公開し、町民が運転する電動車が若桜宿を回っています。移住後の住まいを、家の中だけでなく、玄関から出た先の歩き方や買い物の足から考えます。
智頭町の移住で、山から生まれたお金を店で使う|新婚の門出にも渡す杉小判
山に残った材を運び出すと、代金は町の店で使うお金になる。その絵柄を小学5年生も描き、転入した新婚夫婦への応援金にも同じ杉小判が渡されます。智頭町の百人委員会から始まった通貨を、材を出す人、描く人、住む人へたどり、移住後の買い物に重なる町の営みを紹介します。
渡名喜村に移住して、子どもと同じ白砂の道を掃く暮らし|朝起き会に「村民30人」の目標を置いた島
子どもたちの朝起き会に、村が参加者30人の目標を置いた島があります。沖縄県渡名喜村では、進学で親元を離れる子を地域で育て、訪れた人も白砂の道を掃いてきました。学校と地域、来た人、住む人の手入れをたどり、移住して景色を守る側に加わる暮らしを考えます。
姫島村に移住すると、夏は盆踊りの練習から始まる|帰りの船が踊りの終わりを待つ島
盆踊りが長引けば、帰りの船も出航を遅らせる。そんな案内を出す島があります。大分県姫島村では、地区の組が演目を作り、各会場を巡ります。港で見る夜の前には毎晩の練習があり、最後には故人を送る供養盆も。移住後に知る夏を、踊る人と見る人、それぞれの予定からたどります。
小千谷市片貝への移住で知る、二十歳の四尺玉に「片貝町民一同」と並ぶ名前|中学卒業で付けた一生の会名
中学卒業で決めた会名が、二十歳の四尺玉に添えられる。小千谷市片貝では、大人がほとんど介入しない名付けから祝いの準備が始まり、まつりが中止の年にも成人の花火に町から祝福が返りました。移住してきた人には、まつりの謎を解く冊子が手がかりに。卒業から二十歳まで、祝う人と祝われる人をたどります。
川西町への移住で、盃一杯の種から戻ったねぎに出会う|「もう種はなくなってしまったんかな」の次の会合で
売り物としては折れやすいねぎが、家では食べ続けられていました。奈良県川西町の結崎ネブカは、その種から市場へ復活します。柔らかさを料理にする学生、作り手の後継者を町に尋ねる小学生。移住後の食卓や子どもの学びにつながる味の続きを、生産者が収穫して届ける手間までたどります。
小諸市では、移住して店を開く前に定休日の店を半日借りられる|元床屋で一日だけのカレー屋
自分の店を開く前に、営業中の店の定休日を借りる。長野県小諸市の「のきさき」には、そんな商いの入口があります。町の商人が東京へ持参した空き店舗情報、古い町屋の改修、借りた店でカレーが完売した実例から、移住して自分の商いを始める道をたどります。
路肩に切り株の根を埋めて道を作る町|四万十町に移住して、山の仕事を道づくりから始める
山へ入る道を、山にある土と切り株の根で作る。高知県四万十町の山仕事は、木を切る前の足場づくりから始まります。現場で教える研修、町が2023年に数えた31人、2026年度にも続く機械の支援を通して、移住後の仕事を山へ入るところから考えます。
真鶴町の移住は、69の言葉で家と背戸道を読む暮らし|70番目の言葉を探す町
美の基準のキーワードは69。それでも、町を歩く人には70番目を探す呼びかけがあります。神奈川県真鶴町では、風景の言葉を図面に書き込み、住民の声と照らし合わせ、使う建物を手入れしてきました。移住して家とその周りを考える暮らしを、背戸道と試住の家までたどります。
阿久根市への移住で、子どもの運動会に50歳の先輩が帰ってくる|在校生とリレーで対決する秋
小学校を卒業して何十年もたった大人が、今の小学生と競走する。鹿児島県阿久根市の秋には、そんな校庭があります。55歳で再会した50歳組と、休校中の母校に戻った8人をたどります。移住した家の子どもも、この市の小学校を卒業すれば、いつかその校庭に戻る側になります。
本物の雪を箱に詰めて送る町|西和賀町に移住して迎える、雪あかりの冬
贈り物の箱を開けると、菓子と一緒に本物の雪。岩手県西和賀町では、家で小さな雪あかりを作れるセットを送っています。毎年続く贈り物に町外の家族から写真が届き、町内では住民と学生が灯りを作る。移住先の冬を、雪を詰める人と灯す人の仕事から描きます。
2万4千株の庭を、ボランティアと町職員の手で植えた町|東神楽町に移住して、種まきから加わる暮らし
花を育てる活動で、道具小屋を建てる人まで現れました。北海道東神楽町では、町が苗を育て、町内外のボランティアと職員が大きな庭を植えました。移住後に加われる種まきや草取りには、予約不要の案内も。2026年の春には、卵のパックと新聞紙を使ってハーブの苗を育てました。
白川村に移住して、合掌の家を村の外の手と守る|荻町の名の由来ともいわれる草は屋根に上がらない
屋根材に選ばれないオギで、雪囲いを編んでみる。2023年の白川村では休耕田の草を使うことを試し、翌年の催しでは7枚が完成しました。移住で出会う手仕事を、村内外で茅を刈る人、オギを編む人、屋根葺きや火の用心を分け合う暮らしからたどります。
檜枝岐村に移住して、村人だけで演じる歌舞伎の隣で暮らす|子役は8代目、村民の約6割は一度出て戻った人
子役は8代目。その一座は、家の外の中学生にも歌舞伎を教えています。福島県檜枝岐村の移住を、家で続く芝居、道具を運ぶところから始まる学校の稽古、一度出ても戻ってくる暮らしからたどります。2021年の村長寄稿では、村民の約6割がUターンして村を支えていました。
最初の23枚は「炭坑の子ども」|田川市に移住して、親子で炭坑の暮らしを知る
色の見えない坑内を、水彩画で残すよう頼んだ図書館。福岡県田川市の炭坑の絵は台湾の教室へ渡り、2019年度には地元の子どもも点字の説明や地図を作りました。2026年も、博物館では親子が燃える石炭のにおいや煙を体験し、夏には子どもがキャップランプで夜の博物館を探検しました。絵から始まった学びをたどります。
銚子市への移住で、線路の外から電車を支える|高校生が修理代を集めた脱線車両のその後
電車の修理代を集めた高校生の後輩は、駅を直し、たい焼きのあんこにぬれ煎餅を入れました。銚子市は2026年、鉄道と食品を支える移住者も募りました。全国への寄付の呼びかけ、後輩の商品開発、市内に暮らして銚電支援を担う仕事から、線路の外で電車を支える活動をたどります。
朝10時から翌朝10時まで、812人で太鼓をつないだ島|八丈町に移住して、次の一打を受け取る暮らし
朝10時に打ち始め、翌朝10時まで太鼓をつなぐ催しが、東京都の八丈島にあります。島の外から来た人、来られない年に海の向こうから支える人、順番を待つ高齢者や少年まで、次の一打を受け取る相手を追いました。太鼓のそばで暮らす時間が見えてきます。
忠岡町に移住して、8月13日の夜を一緒に迎える暮らし|夜にお墓参りする町の、500メートルの夜店
お墓までの沿道に夜店が並ぶ8月13日、同じ町の校庭では「どなたでも」の盆踊りが開かれ、その夜の町を各種団体が見守っています。大阪府忠岡町の墓店の夜に、墓参りの家族、帰省した人、音頭を受け持つ人、見守る人がどう加わるかを追いました。
東御市に移住すると、子どもの朝に一枚の絵を見る10分がある|先生も答えを言わない「朝鑑賞」
朝の10分、担任の先生が答えを言わずに、子どもと一枚の絵を見る。長野県東御市では、市内の7つの小中学校がそろって続けている時間です。その絵はどこから来て、誰が学校へ運んだのか。いまは市報を読む大人の前にも絵が置かれ、朝の10分は移住の動画にも映り始めています。
Tシャツに絵を描く展覧会が、綿の種を配っている|黒潮町への移住で、種から服までの道に加わる
黒潮町の美術館には、建物がありません。それなのに、コットンバンクの種で育てた綿を持っていくと通帳にポイントが貯まる支店でもあります。綿の種を配る展覧会から、町の畑、国産綿Tシャツまで。移住して種を蒔き、服の原料を育てる暮らしをたどります。
寒川町に移住して、世界選手の練習場で最初の一回に乗る|持ち物の最後は町民の証明書
選手たちの練習拠点で開く、住民向けの無料体験会。飲みものや動きやすい服装に続き、持ち物の一覧には町内に住むことを確かめる書類も載っています。神奈川県の寒川町で、数日間の大会から一年じゅうの練習場へ、移り住んだ選手、初心者の入口までを読みました。
みなかみ町への移住は、冊子を裏返すところから|カメムシを「動くガス兵器」と書いた裏面
移住を勧める冊子を裏返すと、虫や獣への備えと、町に住む家族の家計簿が出てくる。そんな冊子を配っている町が、群馬県にあります。みなかみ町です。書いたのは町に暮らす人たちで、その話は東京の相談の席からAIの受け答えへ、住んでからは駅の中の自習室へとつながっています。
三島町の移住で編み組を学ぶと、木が倒れる現場にも入る|編む材料は、水に沈めた木の皮から
雨の中で木が倒れ、剥いだ皮が水へ沈められる。福島県三島町で、編み組を習う人も加わる材料づくりの一日です。木の皮の手前の仕事から、アカソ採りと棚田の稲刈り、夏は花・冬は編み組の一年まで、編む暮らしの広がりを追いました。
大潟村に移住するには、村長の「認定」を受ける道がある|写真家や彫刻家が「入村」した干拓の村
移り住みたい人を審査し、村長が移住を「認定」する。そんな募集の紙を出している村が、秋田県にあります。湖の底を干して1964年に生まれた大潟村です。認定を受けて入村した彫刻家がつくった像が村民の募金で建つまでと、2025年の村長の答えまでを読みました。
売るはずの契約書で、もっと高い原野を買っていた|移住を考える家族が、親の土地の値段を町で聞く
雑木林を手放すつもりでサインした契約書に、新しく原野を買う話が入っていた。2018年の注意の呼びかけに載った、原野商法の二次被害の相談です。買い取りの電話の先にあった契約と、国が引き取った土地の値段を読み、移住で地方とつながる家族が、親から受け継ぐ土地の値段を、土地のある町で確かめる手がかりを集めます。
土岐市の小中学校には、粘土を焼く窯がある|焼きものの町への移住を、子どもの図工から考える
焼きものの職人の卵を、市の試験場が1年、朝から夕方まで預かる。岐阜県土岐市の広報は、2025年の冬も、次の春に学ぶ人を呼びかけていました。2時間の体験会から1年の教室まで、外から来て焼きものの手を育てる移住の形と、学校に窯がある暮らしを読みます。
日野町へ移住して、祭りの窓を内側から開ける人になる|六つの工事の一覧で「祭」の字は、桟敷窓の一行だけ
家の塀に、祭りの日に家の人が内側から開ける窓がある。その窓を付ける工事が、滋賀県日野町の住まいの助成の一覧に載っています。六つの工事で「祭」の字があるのは、その一行だけ。窓の外から祭りを見ていた人は、どうやって内側に座る暮らしを始めるのか。移住して、祭りを迎える側になる道筋をたどります。
オーストラリアへ行く前に、オーストラリアの高校生を家に泊める町|江北町に移住して、博多まで最短45分の町で子どもを育てる暮らし
子どもをオーストラリアへ派遣する条件に、前の年に向こうの高校生を自宅に泊めること、と書いた町があります。佐賀県江北町です。2025年10月、高校生16人が江北小・中の子の家に泊まりました。感想は「国は違うけど、表現や好みなどが同じで驚きました」。博多まで最短45分の町に越した家族の10月の2泊と翌夏の像をたどります。
移住先の由布市では、牛肉で腹ごしらえをしてから本音を叫ぶ|牛の持ち主を都会で募った町の草原
牛肉を焼いて食べたあと、選ばれた人が一人ずつ思いを叫び、その声の大きさが測られる。大分県由布市の湯布院町で、秋の牧場に開かれる大会です。始まりは、町の外に牛のオーナーを募って、放牧の草原を守った運動でした。由布市に移り住んだら、秋の草原で叫んでみたい思いの丈を、一つ考えておきたくなります。
杵築市へ移住すると、神社のどぶろくが見知らぬ人の杯まで届く秋がある|税務署も検査に来る樽
毎年10月8日、大分県杵築市大田の神社に、税務署の職員がやって来ます。神社で仕込んだどぶろくの検査です。9月に米を入れたその樽は、10月の祭りで黒い杯を持つ参拝客に注がれ、2025年には、その祭りが移り住んだ人たちの交流の場にもなりました。神社と同じ沓掛にあるお試し住宅から、この町で過ごす秋を描きます。
豊後大野市は、湯が湧かないぶん、やりたいことが湧く|移住して、サウナと畑と店のある一年
おんせん県の大分県で、市長が温泉の無い土地だと自ら書いた市があります。豊後大野市です。自分たちの手で建てたサウナがあり、外から来た人が宿の仕事や店を始め、住む人は川のどんこ釣りや市民の憩いの場で一年を過ごします。湯の湧かない市へ移住して、やりたいことで暮らしを始める道筋を追います。
見附市に移住する道は、居酒屋のテーブルのポップにも置いてある|電話とChatGPTで届いた「帰っておいで」
友だちに「帰っておいで」と声をかけ、その人が本当に越してきたら、声をかけた側も市に申請書を出す。新潟県見附市には、そんな決まりがあります。最初に使ったのは、成人式から10年目の同窓会で地元の仲間と再会した人でした。飲み屋のテーブルと同窓会の席から、友だちの近くで始める新しい暮らしを描きます。
ツチノコを探しに来た人を「国民」にした村で、年1,000円の税を払い続ける人が約350人いる|下北山村への移住は、体験施設の一泊から始まる
捕まったことのない生き物を探しに来た人に、翌年から「国民」になる道を開いた村があります。1988年、ツチノコに100万円の懸賞金が付いた奈良県下北山村です。共和国は2千人にパスポートを出し、年1,000円を払い続ける国民は約350人とページにあります。一泊の体験から森の仕事まで、この村で続けていく暮らしをたどります。
「今回はまず課の設置だけ」と答えた役場の、その後|新上五島町に移住して、製麺所で働く道のある暮らし
役場の課の名前が、麺の名前になっている町があります。長崎県新上五島町の「五島うどん課」。2024年、議会に「今回はまず課の設置だけ」と答えて課の名前を先に掲げ、中身はあとから埋めていきました。移住して島の製麺所で働く道を、組合のLINEやZoomの相談から面接、はたらき先、麺の状態を見る一年までたどります。
猟師も占い師も「中富良野町でこの仕事をするには?」|移住して、図鑑の最後のページを書く
図鑑の最後の見開きには、読む人が自分の職業名を書く欄があります。北海道中富良野町の「しごと図鑑」は、占い師にも猟師にも、この町でその仕事を始める道筋を添えました。図鑑の人が会場で話す冬の日、誰でも写真にひとことを添えられる秋の展示から、移住して働き方をつくる姿を描きます。
みやま市で毎年1月20日に舞う、福井で途絶えた幸若舞|移住して、校舎も生ごみももう一度使う
幸若舞は、生まれた福井の町では明治維新のあとに途絶えました。その原型が残るのは福岡県みやま市の大江だけ、と生まれた町の広報は書きます。市は、小学校の跡に建てた施設を「繰り返し」と名付けました。1月20日に舞堂の前に立ち、台所の生ごみを桶に出す。そこから、この町の暮らしが始まります。
移住の下見の予定表に「福浦の歌舞伎」出演と書く村|佐井村に移住して、次の人を迎える側に回る暮らし
役場の冊子に、試しに村へ来た人の5日間の予定が載っています。2日目と3日目は歌舞伎の練習、4日目は出演。青森県佐井村です。漁師たちが明治から継いできた歌舞伎の役を外の人に開き、2025年の募集を企画したのは、移住者を主体に村民有志が立ち上げた法人でした。迎えられた人が迎える側に回る村へ移住して、根づく道筋をたどります。
弥彦村へ移住して、コウノトリとして家を建てる暮らし|4年生が一人一鉢の菊で祭りの作り手を継ぐ村
村に戻ってきた家族は「サケ」、初めて来た家族は「コウノトリ」。新潟県弥彦村の移住補助金は、二つの名で人を呼び分けます。当初250万円の枠は1年目で超え、2年目は村が580万円を足し、議会が可決しました。一人一鉢の菊で、祭りの作り手を継ぐ子どもがいる村です。
電車の中のひと言で空き地が聖地になった市が、「大阪に住むなら東大阪市」と言うまで|移住して工場の隣に住む暮らし
ラグビーの聖地は、電車の中のひと言から生まれ、いまは市内の小学生と70歳以上の市民が入ります。大阪府東大阪市は、工場の隣に家を建てるなら先に説明に行く市。移住の暮らしと子育て支援の実額まで。
名古屋市に住む子どもとお年寄りの一年|「はなし、きくよ」と子どもに約束した市に移住するということ
「はなし、きくよ」と読める、子どもだけの電話番号が名古屋市にあります。大人から届いた相談でも、相談室は子ども本人と話そうとします。65歳からの敬老パスは年730回まで、その上限も本人たちに尋ねました。子どももお年寄りも、まず本人に聞く市に移住する一年と、助成金の要点まで。
毎分11リットルの湯にも、町議会の議決が要る町|草津町に移住して、湯を量って分け合う側で暮らす
宿が町の温泉を引くとき、湯の量は湯船の広さから式で決まり、許可には町議会の議決が要る。群馬県草津町の決まりです。日本一を名乗るほど湧く町が、なぜ湯をここまで量るのか。自分の地区の共同浴場、源泉の熱で温めて家に届く水、合同入社式で迎えられる働き手まで、移住の暮らしと助成金の要点をたどります。
海南市の移住支援金は、鈴木さんとお菓子の発信者を探している|みかん畑と漆器の町で、担い手として暮らす
移住支援金の条件の一つに、名字が鈴木であること。そう決めた市が、和歌山県にあります。全国の鈴木さんのルーツとされる屋敷と、お菓子の神様がいる海南市です。なぜ名字で人を迎えるのか。みかん畑と漆器の町に担い手として移住する暮らしと、助成金の実額まで。
恩納村への移住で、家が足りない理由を先に知る|植えたら5年待つ村
人が集まる村なのに、村の人が家を持ちにくい。サンゴを守る合言葉に、あとから「人」を書き足した村があります。沖縄県恩納村。定住のための住まいの助成には、どれも「5年」が付いています。その理由を、昼に人が増える村の仕事と移住の暮らし、助成金の実額からひもときます。
大空町に移住して、空港と畑の間で暮らすということ|白い飛行機に窓が付いた理由
真っ白だった飛行機に、町はあるとき窓を付けました。みなさんが乗れるように。女満別空港のある北海道大空町は、働く人の4割が畑と牧場と湖にいる町でもあります。出ていく門であり、戻ってくる門でもある空港のそばに、移住して暮らすということ。